はじめに
実家の2階の部屋で有線ネットワークを使用するために、LANケーブルの配線をしました。 業者に頼むと工賃がかかる上に日数も要するので自分で配線しました。
LANケーブルの配線は特に資格は不要ですが、コンセントの工事には電気工事士が必要となります。 私は電気工事士を取得していますが、工事のプロではないため内容は参考程度にお願いします。
概要
ルータのある1階の部屋から、1階押入れ、壁の中を経由して2階の部屋のコンセントまでLANケーブルを引き込みます。 古い家なので空配管という便利なものは存在しません。
2階の部屋のコンセントはコンセント2口とアンテナ端子が1口のタイプなので、ここに新たにLANポートを増設します。
材料
- パナソニック ぐっとす情報モジュラジャックLAN表示付 CAT6 ホワイト NR3170W
コンセントに取り付けるRJ-45ジャックです。専用工具なしで取付可能です。
パナソニック ぐっとす情報モジュラジャックLAN表示付 CAT6 ホワイト NR3170W
- メディア: Tools & Hardware
- パナソニック モダンプレート5コ用 ホワイト WN6005SW
新たにLANポートを増設するためにプレートを購入しました。 古いタイプのプレートから置き換えるため、フルカラーというシリーズのものを選択。
パナソニック モダンプレート5コ用 ホワイト WN6005SW
- メディア: Tools & Hardware
- エレコム LANケーブル CAT6A 10m 爪折れ防止コネクタ ブルー LD-GPA/BU10
通常の工事ではコネクタなしのケーブルを使用することが多いですが、 コネクタなしのケーブルは100mでの販売だったりするので、10メートルのコネクタ付きのケーブルを購入しました。 モジュラジャックに接続するにはAWG24のLANケーブルを使用する必要があるのでこのケーブルにしました。
エレコム LANケーブル CAT6A 10m 爪折れ防止コネクタ ブルー LD-GPA/BU10
- 発売日: 2009/08/24
- メディア: Personal Computers
パナソニック 埋込ホーム用高シールドテレビターミナル WCS3013
- メディア: Tools & Hardware
- セメダイン 不乾性充てん材 すきまパテ 灰 200g HC-146
壁の隙間を埋めるために購入
セメダイン 不乾性充てん材 すきまパテ 灰 200g HC-134
- メディア: Tools & Hardware
道具
プラスドライバ、マイナスドライバ、カッター、ニッパー、ドリルなど。
工事後にLANケーブルテスターで接続確認をしたほうがいいですが、持っていないのでしていません。
配線作業
経路選定
なるべく見た目がきれいで楽に通せる経路を検討した結果、
- 1階の部屋のエアコンの配管から1階押入れへ
- 1階押入れの壁に穴を開けて壁の中へ
- 壁の中から2階の部屋のコンセントプレートへ
という経路になりました。
2階コンセントから押入れまで
2階から配線をしていきます。 コンセントプレートを開けて、LANケーブルを通していきます。 LANケーブルを通すだけでは特に資格はいりませんが、コンセント側を工事するときには電気工事士が必要となります。 また、ブレーカを落として作業をしています。
点検口を開けて、壁の中から押入れまでLANケーブルを通しました。 押入れに引き込むためにドリルで雑に穴を開けて、最後にパテで穴を埋めて仕上げました。
押入れから1階の部屋まで
押入れから1階の部屋にエアコンの配管が通っており、既にCATV、BS/CS用のケーブルが通っているので、ここにもう1本LANケーブルを追加します。 配管の周りのパテを取り除いてLANケーブルを通しました。 隙間が小さく、コネクタ付きのLANケーブルを通すのは苦労しました。
コンセント取り付け
1階から2階までLANケーブルを通すことができたので、コンセントにLANポートを追加していきます。
LANケーブルを切断して、外皮を50mm程度カッターで剥きます。心線を傷つけないように気をつけましょう。 結線方法にはストレート(A)とクロス(B)がありますが、今回はストレート(A)にしました。 付属のキャップを使って押し込むと結線ができます。
埋込取付枠にLANモジュラジャックとアンテナジャックを接続してプレートを取り付けたら完成です。
おわりに
材料費4000円以下でLANケーブルの配線を行うことができました。 ケーブルを1本通すだけでも一苦労でした。 これで2階の部屋で快適にネットワークを利用できるようになりました。