令和6年度エンベデッドシステムスペシャリスト試験を受験した
令和6年度のエンベデッドシステムスペシャリスト試験を受験したので記録を残しておきます。 いつもは合格してからブログを書いているのですが、2ヶ月経過してから思い出すのも大変なので受験後に書いておきます。
受験時の状況
- SC、NW、DB、SA合格 (午前Ⅰ免除あり)
- ESは初挑戦
- 組込みシステムに関連した業務に従事していない
教材
- エンベデッドシステムスペシャリスト過去問対策.com
- 翔泳社 情報処理教科書 エンベデッドシステムスペシャリスト 2024~2025年版
試験勉強
今回は時間があまり取れなかった*1ことやモチベーションが上がらなかったこともあり、10月に入ってから勉強を始めました。合計12時間程度でした(午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱそれぞれ4時間程度)。 前回SA試験に受かっており、共通で使える知識や試験形式への慣れはあったため、ES試験で必要な知識を最低限押さえておくだけになりました。
午前Ⅱ対策
午前Ⅱの問題は、以前受けたSC、NW、SA試験の内容の重なる部分が多かったです。ES試験ではハードウェアに関する問題が出題されます。学生時代の授業で習った部分も多かったため、思い出しながら勉強しました。
その後はいつもお世話になっている過去問対策.comさんで4年分くらい練習をしました。
午後Ⅰ対策
午後Ⅰ問題は他の高度試験と同様の記述式の試験です。 センサーなどのハードウェア要素や計算問題などが出題されますが、問題を解くための事前知識はあまり必要なく、問題文から読解していくことが中心になります。 ES試験の特徴としては、構成要素と構成要素間のメッセージ、タスクとタスク間のメッセージが問題文にかかれており、設問で問われるため、この形式に慣れておく必要があります。
午後Ⅱ対策
午後Ⅱ試験は令和5年度から論述式に変更になりました。形式は他の論述式の高度試験とほぼ同様*2です。 一通り参考書の回答例を読んでみましたが、業務経験がないと書くのは難しいと思いました。 とはいえ、何も準備せずに当日書くのは難しいため、題材は考えておくことにしました。 参考書の題材例としてはドライブレコーダーの開発やロボット掃除機などが挙げられました。 自分がよく知らないものに関して論述することは難しいため、自分がよく知っているものや使ったことがあるもので題材を考えていきました。 あまり時間もなかったためChatGPTに論述の観点を教えてもらいながら1つだけネタを用意しました。
試験当日
午前Ⅰ免除のため、午前Ⅱ試験からの受験でした。
午前Ⅱはいつも通りという感じで、過去問からの出題もちらほらありました。自己採点したところ、92点(23/25)で思ったより正解していて驚きました。
午後Ⅰは、問1と問2から1つ選択する問題です。問1は空飛ぶクルマの旅客輸送システムについて、問2は害獣監視システムについてでした。問1はあまり想像できず難しそうだったので、問2を選択しました。 問2は面白い問題で解きながらクスッと笑ってしまいました。「害獣」や「威嚇」など難しい漢字を解答用紙に書くことが多かったのは少し大変でした。一通り解答用紙は埋めましたが、良い回答が書けたかどうか微妙なところです。
午後Ⅱは問1、問2、問3から1つ選択して論述する問題ですが、問1は組込みシステムの生産、問2は事前検証、問3は保守業務を支援する機能・構造についてでした。 問1と問2は全く書ける気がしなかったので問3を選択しました。 予め用意しておいた題材をベースに書いていきました。 今回は論述を書く練習は1度もしなかったため、文章を考えるのも手書きで文字を書くのにも時間がかかり、最後の方は時間が足りなくなりました。規定文字数に達したかどうか怪しいところで試験は終了しました。
所感
ES試験は初挑戦でしたが、やはり論述が難しいです。 令和5年度試験の申込者数が2,547人に対して令和6年度は1,949人とかなり減少しています*3。他の区分では前回比で増加しているため、論述式に変わった影響が大きいと思います。 受験者が少なく、ネット上の情報も少ないため参考書と過去問が頼りとなりました。 結果が出るのは2ヶ月後ですが、次回もう1度受けるかどうかは悩むところです。
2024/12/31 追記
残念ながら午後Ⅱ試験の結果はBで結果は不合格でした。
また気が向いたら受けてみようとは思います。
システムアーキテクト試験に合格しました
令和6年度春期 システムアーキテクト試験に合格したので記録を残しておきます。
SC、NW、DBは合格しており、記述式の高度試験は取り終えたので初めての論述式の試験に挑みました。
結果的には1発で合格することができました!
受験時の状況
教材
システムアーキテクト ALL IN ONEパーフェクトマスター 2024年版
- 参考書はこの1冊のみ使用しました
示現塾 解答用紙PDFダウンロード
- 午後Ⅱ試験の練習に使用しました
https://zigen.cosmoconsulting.co.jp/it_exam/answer_pdf.htm
- 午後Ⅱ試験の練習に使用しました
試験勉強
2024/02/18から勉強を開始しました。 合計で40時間程度でした。 割合としては午前Ⅱ対策が約35%、午後Ⅰ対策が約15%、午後Ⅱ対策が約50%でした。

午前Ⅱ対策
午前Ⅱ対策はシステムアーキテクト過去問対策.comと参考書を使用しました。
他の試験でお世話になっていた過去問道場にはSA試験はありませんでしたが、システムアーキテクト過去問対策.comというサイトがあり、ありがたく使用させていただきました。 スマホで選択問題を解くことができるのでスキマ時間での勉強に有効でした。
また、参考書の第1部と第2部を一通り勉強し、基本知識の習得を行いました。
午後Ⅰ対策
参考書の第3部に午後Ⅰ試験の過去問が11問解説付きで掲載されています。
DB試験の午後問題と似ており、DB試験の問題が解けるならば問題ないと思います。 作図をする問題がない分、DB試験より易しく感じました。
大きく分けて新規システムの構築と既存システムの改善の2種類の問題があるので、どちらも抑えておくとよいです。
午後Ⅱ対策
初の論述式の試験ということで手探りで勉強方法を探しながら勉強を進めました。
- 参考書でポイントを掴む
まずは参考書を読んで、午後問題の形式やコツなどを掴みました。まずはアウトラインを考えてから文章を書き始めると良いということがわかりました。 - とりあえず問題を解いてみる
まずは、参考書の最新問題(R5問1)を解いてみましたが、全然書けずに挫折しました。 - 過去問で解きやすそうな問題を解く
いきなり書くことは無理だとわかったので、参考書に載っている過去問題の中から書きやすいものを探すことにしました。
過去問の中で業務で携わったシステムに似た内容があったので、参考書に載っている回答例をベースにして、自分のテーマで内容を考えていきました。文章を考えるのに時間がかかり、最初は3日くらいかかったと思います。 合計で2問解きました。 - 過去問を一通り見る
様々なジャンルの問題に対応できるように過去問題10年分に対して、自分ならどんな内容で書けそうかを考えていきました。
すべての問題について考えることは難しかったので一部の問題は諦めました。 - システム概要練習
設問アでは業務やシステムの概要について必ず問われます。ここはある程度準備をしておけるので、業務で携わっているシステムや自分の知っているシステムに関しての概要を600字以内で書く練習をしました。 - 写経練習
ここまではPC上で文字を打っていましたが、試験本番は手書きのため、それに備える必要があります。
まずは単純に文字を解答用紙に手書きで写すだけの練習(写経)をしました。参考書の回答例と自分で考えた回答の2つを写経しました。
写経したところ70分程度でした。手書きで文章を書く機会が少ないのですぐに筋肉痛になりました。
試験時間は120分で内容を考えながら書くとこれより時間がかかることを考えると30分以内にアウトラインは完成させておきたいところです。 - 自力で解く
今度は写経ではなく自分で考えながら解きました。
なんとか120分以内には書き終えることができました。
合計で2問解きました。 - 質問項目練習
論述試験には最初に質問項目というものがあります。 質問項目の内容はIPAの過去問の問題冊子を見ても内容は書いてなく、解答用紙にしか書いていません。ですが、この記入内容も採点対象になります。 意地が悪いですね。
心優しい方が内容を公開されているのでこちらを参考にさせていただき、記入内容を考えました。
午後2の質問書 - システムアーキテクトに合格するために頑張るブログ
試験結果
| 種別 | 点数 | 備考 |
|---|---|---|
| 午前Ⅰ | - | 午前1免除 |
| 午前Ⅱ | 80.00点 | 20/25 |
| 午後Ⅰ | 86点 | 問2、問3選択 |
| 午後Ⅱ | A | 問1選択 |
初の論述式だったのですが、合格していました。
午前Ⅱは若干自信がありませんでしたが大丈夫でした。
午後Ⅰは問2と問3を選択しました。問2は会員向けサービスのシステム改善、問3は学習塾の通知システムの導入に関する問題でした。
午後Ⅱは問1を選択しました。問1が先進技術を適用したシステムの構築、問2がバッチ処理の設計に関する問題でした。
所感
やはり論述式の試験が難しかったです。
午後Ⅱの問題は問1のほうが練習したときに書いていたテーマに近く、書きやすそうだったため、問1を選択し、練習で書いた内容をベースに組み立てていきました。 過去問の中で書くことが難しいテーマもあったので、当日のテーマによっては全然書けなかったと思います。
試験を通してシステム開発での基礎知識を得ることができました。また、論述の試験勉強を通じてシステムアーキテクトの疑似体験していくことができ、良い経験となりました。
本記事がこれからの受験する方のお役に立てば幸いです。