tetsu31415.log

androidなどのことを書き綴っていこうと思います。

ジュニスマのWi-Fi有効化とフルマケ化のメモ

ジュニスマ(SH-05E)はWi-Fi機能が(ソフトウェア的に)去勢されていますが、systemの書き換えによりWi-Fi機能を使用することができたのでメモとして簡単に書いておきます。

この記事の内容のほとんどはSH-05Eスレ及びSH-02EのROM焼きスレの内容です。
goroh_kun氏、fi01氏、rootツール作者およびスレの方々に感謝しています。


この記事はジュニスマのroot化およびシステム書き換えに関する内容です。
これを行うとメーカー保証がなくなり文鎮化してもすべて自己責任です。
特にSH機のシステム改造はXperiaやGalaxyなどと違い、復旧手段が用意されていないので大変危険です。
この記事の内容が理解できない方は実行しないことを強くお勧めします。
SH-05Eにてブートロゴ部分でフリーズしてしまう報告もあります。自己責任でお願いします。
また、この記事はadb環境が整っている前提で書かれています。

私の環境

  • SH-05E 01.00.06
  • Win7 64bit

手順

root化、lsm解除およびnandロック解除

スレにあるツール(SHARP_android_rooting_tools ver.6.1)を使って手順通り(1→2→3)に行う。
ブートループになった場合はセーフモード(起動時にVolDownキーを押しつづける)で回避。

Wi-Fi有効化

systemをマウントしてbuild.propの書き換えをする。

systemマウント

# mount -o rw,remount /dev/block/mmcblk0p12 /system  

※read-onlyにするにはrwをroに

build.prop書き換え箇所

ro.product.model=SH-01E

そして初期化し、もう一度ツールを使ってroot化を行う。(時間が掛かるが気長に待つ。これはdevice.dbにSH-01Eの情報が載っていないからです)
すると01Eモードになり、設定画面にWi-Fiの項目が現れる。
(05E専用の設定は表示されなくなる。ex. 保護者向け設定など)
modelのみの書き換えでは設定画面からテザリングをONにすることはできないが、アプリからONにすることは可能。

マーケット導入

必要なもの

  • GoogleServicesFramework.apk
  • GoogleLoginService.apk
  • Vending.apk
  • Playストアのapk

/system/app/に上3つのファイルをコピーする。

GoogleServicesFramework.apk -> /system/app/GoogleServicesFramework.apk
GoogleLoginService.apk -> /system/app/GoogleLoginService.apk
Vending.apk -> /system/app/Vending.apk

パーミッションを644に変更

# chmod 644 /system/app/GoogleLoginService.apk
# chmod 644 /system/app/GoogleServicesFramework.apk
# chmod 644 /system/app/Vending.apk

Playストアのapkをインストールする(Vending.apkに上書きする形になる)

再起動して適当にログインする。

これでGooglePlayを使用することができるが、パーミッションが足りていないため利用できないアプリがでてくる。

フルマケ化

Wi-FiやMapなどのパーミッションを追加して、フルマーケット化を行う。

必要なもの(他のAndroid端末から吸い出す)

/system/framework/

/system/etc/permissions/

/system/app/

  • NetworkLocation.apk

私はEVO3Dから吸い出しました。ICS以降の端末から抜き出したほうがよいそうです。

各ファイルをsystem内にコピー

com.google.android.maps.jar -> /system/framework/com.google.android.maps.jar

com.google.android.maps.xml -> /system/etc/permissions/com.google.android.maps.xml
android.hardware.location.gps.xml -> /system/etc/permissions/android.hardware.location.gps.xml
android.hardware.wifi.xml -> /system/etc/permissions/android.hardware.wifi.xml

NetworkLocation.apk -> /system/app/NetworkLocation.apk

android.hardware.location.gps.xml は上書きする。

パーミッションを644にする。

# chmod 644 /system/framework/com.google.android.maps.jar

# chmod 644 /system/etc/permissions/com.google.android.maps.xml
# chmod 644 /system/etc/permissions/android.hardware.location.gps.xml
# chmod 644 /system/etc/permissions/android.hardware.wifi.xml

# chmod 644 /system/app/NetworkLocation.apk

再起動して、GoogleサービスフレームワークとPlayストアのデータ消去を行う。

これでだいたいのアプリをPlayからインストールできるようになると思います。

最後に

01E化するとモデル名が変わるのでご注意ください。
プリインアプリのモンハンは機種名で判定しているため、SH-01E化すると起動できなくなります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

間違いなどがあれば指摘してください。初歩的な質問は受け付けません。

2014/04/11 記事にツールに関しての情報を追記。

Androidアプリ「赤ロム検索」を作った

アプリを作るにあたって

日本の3キャリア(KDDI,docomo,SoftBank)では不正契約や端末代金の返済が整った時に端末に通話または通信ができないようにロックをかけています。(ネットワーク利用制限)
これらは中古携帯を売買するときに重要となってきます。
そこで各キャリアはIMEIを入力してネットワーク利用制限の状態を検索するサイトを設けています。

KDDI: http://www.au.kddi.com/support/mobile/network-riyoseigen
docomo: http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php
SoftBank: http:// http://mb.softbank.jp/mb/support/3G/restriction/

また、大手オークションサイトなどではIMEIを入力することが義務付けられています。
判定結果は以下の4種類があります。

○ : ネットワーク利用制限対象外
△ : 今後、代金債務の不履行などにより利用制限の可能性あり
× : ネットワーク利用制限中
- : IMEI確認不能

△は割賦契約で返済中など、×は俗にいう「赤ロム」です。


このネットワーク利用制限を検索をもっと簡単にするためにAndroidアプリ「赤ロム検索」を作りました。(いちいちサイト開いて入力するのがめんどくさい)

ダウンロードはこちらから↓

Get it on Google Play

使い方について

IMEI入力

アプリを起動すると3つの項目が現れます。
f:id:tetsu31415:20140119235921p:plain

  • バーコード読み取り

端末の電池パックの裏や端末の箱にあるIMEIの書かれたバーコードを読み取ります。
正しいバーコードが読み取られると次は進みます。
f:id:tetsu31415:20140120001021p:plain

  • テンキー入力

画面にテンキーが表示され、そこにIMEIを手入力することができます。
IMEIの15桁目はチェックサムなので自動計算され自動入力されます。
また、ハードウェアキーボードにも対応しており、テンキーを搭載した端末ではテンキーを使って入力することができます。QWERTYキーボード搭載端末ではQからPまでが1から9に対応しています。
右上の貼り付けボタン(Menuキー搭載端末ではMenuキー)を押すとクリップボートからIMEIを貼り付けることができます。
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  • 端末から取得

この端末のIMEIを取得して検索します。

Androidで共有のインテントのテキストからIMEIを抽出します。
例としてブラウザでIMEIの書かれたサイトがあり、それを検索したいときに使います。
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正規表現マッチでIMEIを抽出するので選択範囲が広くてもIMEIを抽出することができます。(ただし、IMEIが複数見つかった場合は最初に見つかったものが入力されます)
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IMEI検索

各方法でIMEIを入力して次の画面に進むとキャリア選択画面に進みます。
ここで検索したいキャリアを選択してください。
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docomoを選択した場合はサイトの仕様上画像認証が必要なので表示された数字を入力してください。
f:id:tetsu31415:20140120003800p:plain

するとこのように判定結果が表示されます。
KDDI:
f:id:tetsu31415:20140120003904p:plain
docomo:
f:id:tetsu31415:20140120004448p:plain
SoftBank:
f:id:tetsu31415:20140120004509p:plain

このようにして判定結果を得ることができます。

最後に

バグ・意見等ありましたらTwitter(@tetsu31415)宛にリプライを送ってください。
GooglePlayのレビューに書いて頂いても結構です。
バグレポートもお待ちしております。

最後まで見ていただきありがとうございました!!